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建築写真の印象を劇的に変える!レンズの選び方と使い分けの秘密【作例たっぷり】

こんにちは!今日は建築写真のカメラマンとして活動する私が、今日は「レンズ選び」の奥深い世界をご案内します。
仕事で物件撮影を任された方も、趣味で建築を撮りたい方も、どのレンズを使うかで仕上がりがガラリと変わるのをご存じでしょうか?
この記事ではプロが現場で使う定番レンズと、作例から読み解く使い分けテクニックを徹底解説!
「建築写真 レンズ 選び方」でお探しの方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

建築写真の要! レンズの種類とその役割

室内撮影でも屋外ファサードでも、レンズは“写り”を決める心臓部
私たちプロは空間の広がり・歪み・質感を思い通りに表現するため、複数のレンズを持ち替えています。

建物写真店でよく使うレンズたち

広角レンズ

建築写真のスタンダード。狭い室内でも余裕でワイドに写せるので、まずはこれ一本!
焦点距離は14〜24mmが扱いやすく、丸い“魚眼寄り”の超広角や、歪みの少ないレクティリニアタイプなど種類も豊富です。

シフトレンズ

見た目は少しゴツいですが、垂直線をビシッと出すならコレ。
レンズを上下左右にスライド(シフト)できるので、パース歪みを抑えてビルを真っすぐ撮れます。
作例は割愛していますが、「建築撮影=シフトレンズ」と言われるほどの必需品です。

標準レンズ(ズームレンズ)

広角だけではバリエーションが足りない? そんな時の万能選手が24‑70mm 標準ズーム
ワイドも寄りも一本でこなし、空間のディテール質感カットを狙う時に重宝します。
渡辺さんはCanonのレンズを愛用し、ボディは今も一眼レフを使い続けているそうですよ。

写真が語る! 広角レンズで作る空間表現

「広すぎず、狭すぎず」程よい広がり

こちらは玄関を24mm前後で撮影した作例。
空間全体を捉えつつ、圧迫感ゼロ。自然な奥行きが伝わります。

別カットも24mm付近。
「広角すぎない広角」は住宅内観にベストフィットですね。

被写体と向き合う正統派構図

真正面から正対して撮ると情報が整理され、建築の造形美が際立ちます。
内観・外観ともに水平垂直を意識した王道アングルです。

人物と空間の組み合わせ

広角で人を入れると「生活のリアリティ」がUP。
人物をあえてブラして動きを演出するテクニックも有効です(プライバシー配慮にも◎)。

圧巻の視界! 超広角レンズが描く世界

渡辺さん愛用の11‑24mm超広角ズームは、見た目も性能もモンスター級。
重さはデメリットですが「ここまで写るか!」という開放感は唯一無二です。

桁違いの広さ! 超広角レンズの威力

先ほどの24mm作例と比べると一目瞭然。
室内がスタジオかと錯覚するほどワイドに写り、モデルハウスの広報写真にも最適。

迫力満点! 超広角レンズのパース効果

少し斜めに振るだけでパースがぐわっと伸びる
手前オブジェを大きく、奥をギュッと圧縮してダイナミック×ドラマチックな一枚に。

空間全体を捉える作例

キッチン・ダイニング・カウンターを12‑14mmで一気撮り。
柔らかな天然光と相性抜群で、モデルルームの魅力を最大化します。

超広角レンズの難しさ

被写体が小さく写りすぎたり、歪みが強調されすぎるリスクも。
「何を主役にしたいか?」を決めてから使うのが超広角マスターへの近道です。

「寄る」ことで見せる! 標準レンズの緻密な表現

標準ズーム24‑70mmは、寄って切り取る撮影の味方。
「ここを見せたい!」というポイントに視線を集中させられます。

広角とは全く違う印象

35mm付近で照明+クロスを狙った作例。
広角では拾えない質感や色味をストレートに伝えられます。

狙いを定めてピックアップ

玄関横のトイレ扉をズームでクローズアップ。ピンポイント表現なら標準レンズ一択です。

リビング入口のビューも35mmで。「最初に目に入る景色」を切り取り、ストーリー性を持たせます。

「余計なもの」を排除する

広角だと映り込む家具や配線も、標準レンズなら不要情報をスッキリ削除。撮りたいモチーフだけをギュッと凝縮できます。

奥行きと印象を与える工夫

ダイニングテーブルを主役に、背景をほどよくぼかして奥行き感+質感を演出。被写体に寄って「目が行く先をコントロール」できるのが標準域の強みです。

イメージ写真や部分表現

住まいの“らしさ”を伝えるイメージカットも、標準レンズの得意分野。ほんの一部を切り取るだけでブランディング写真に仕上がります。

カメラマンの個性が見えるレンズの使い分け

「好き嫌い」で変わるスタイル

大胆な広角派、ディテール重視の標準派、少し引いてズームを多用するなどカメラマンによって使用するレンズは様々。レンズ選びはまさに“その人の作風”。好みが被写体の魅力をどう引き出すかに直結します。

正解はない、お客様の要望に応えること

最終的に求められるのはクライアントの満足度
要望を丁寧にヒアリングし、最適レンズでカタチにすることがプロの仕事です。

これから建築写真を撮る方へ

「どのレンズを買えばいい?」と迷ったら、
撮りたいイメージ → 必要な画角 → レンズ選定の順で考えると失敗しません。
ぜひこの記事を参考に、レンズ選びそのものを楽しんでくださいね。

まとめ:レンズ選びは〇〇選び?

レンズ選びは、料理人の包丁選びや画家の筆選びにそっくり。
「空間全体をダイナミックに見せる」なら広角・超広角、
「ディテールや雰囲気を切り取る」なら標準域――
表現したいビジョンに合わせてレンズを手に取ってください。

今回の作例とポイントをヒントに、あなたの建築写真 × レンズワークが一段アップすることを願っています。
いろいろ試して、自分だけの“楽しい撮影スタイル”を見つけてみてくださいね!

小さな工務店集客の専門家

小さな工務店集客の専門家

株式会社TSUMIKI 代表取締役:大阪の小さな工務店専門の集客・ブランディングデザイナー。20歳の時に独学でデザインの世界に入り、建設業界大手の販促広告の携わる。30歳で独立し、200社を超える全国の小さな会社の集客支援・ブランディングを実施。YouTube総登録者数1万1千人超え。1年でリノベ会社の集客率を3件/月→30件/月に向上。 詳細なプロフィールはこちら↓ https://arc.bd-tsumiki.com/company/

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